
日々の記帳業務を面倒に感じている...
記帳代行サービスの選び方がわからない...
起業したばかりで人員不足に悩んでいる会社や、経理担当が不在の会社などには、記帳代行サービスの利用がおすすめです。
しかし、記帳代行サービスには、多くの業者が参入しているため、一体どのサービスを選べばいいのか、選定に迷うシーンも少なくありません。
今回は、記帳代行サービスの概要からアウトソーシングのメリット・デメリット、おすすめのサービス5選までを徹底解説していきます。
目次
記帳代行サービスとは?
記帳代行サービスとは、帳簿の作成作業や会計ソフトへの入力業務などを代行してくれる、記帳代行に特化したサービス全般を指すものです。
会計ソフトへの入力や帳簿作成などは、毎日発生する業務であるため、担当者がいない場合や、忙しくて手が回らない場合などにオススメです。
これまで記帳代行は税理士や会計士が担当するのが一般的とされてきましたが、近年では記帳代行を専門的に取り扱う会社が増えています。
それぞれの業者にもよって内容や料金は大きく異なるため、さまざまなサービスを比較しながら、自社に合ったサービスを探すことが重要です。
記帳代行サービスの業務内容
記帳代行サービスとは、帳簿の作成作業や会計ソフトへの入力業務などを代行してくれる、記帳代行に特化したサービス全般を指すものです。
会計ソフトへの入力や帳簿作成などは、毎日発生する業務であるため、担当者がいない場合や、忙しくて手が回らない場合などにオススメです。
これまで記帳代行は税理士や会計士が担当するのが一般的とされてきましたが、近年では記帳代行を専門的に取り扱う会社が増えています。
それぞれの業者にもよって内容や料金は大きく異なるため、さまざまなサービスを比較しながら、自社に合ったサービスを探すことが重要です。
帳簿の作成作業
記帳代行サービスが請け負ってくれる業務の一つが帳簿の作成業務です。作成を依頼することができる代表的な帳簿を確認していきましょう。
帳簿 | 内容 |
現金出納帳 | 現金の動きを管理する |
預金出納帳 | 預金口座の動きを管理する |
試算表 | 毎月の経理処理に間違いがないかを確認するための帳簿 |
総勘定元帳 | 上記すべての現金のやり取りと数値をまとめるための帳簿 |
一方、利用する代行業者によっては作成することができない帳簿なども存在するため、導入にあたっては業務内容を確認するようにしましょう。
会計ソフトへの入力作業
会計ソフトへの入力作業も、記帳代行サービスの中心となる業務です。事業を続けるうえでは、毎日の取引を帳簿に記録しなければなりません。
正しい仕訳科目に振り分けるには、簿記の知識が必要となることはもちろん、取引の増加にともなって仕分数も増えていきます。
記帳代行サービスは、領収書、請求書、通帳のコピーなどを企業から預かり、入力を代行してくれるため、生産性の向上につながります。
記帳代行サービスのメリット
コストの削減
記帳代行サービスを利用することによって、経理担当者の採用費や給与などといった、諸々の固定費を削減することができます。
正社員を採用する場合、福利厚生や社会保険料を負担する義務が発生するため、余裕のないうちは積極的な採用を見送ってしまいがちです。
一方、アウトソーシングの場合であれば、人材育成の時間を大幅に短縮できることに加えて、好きな時に好きな分だけを発注することができます。
正確な記帳作業
記帳代行サービスには、経理や記帳に関するエキスパートが揃っているため、ミスなく正確な仕訳・入力を行ってくれるでしょう。
経理の専任者がいない個人事業主や中小企業の場合、経営者が自ら空いた時間に記帳を行うケースも多く、ミスやトラブルにつながります。
記帳代行サービスであれば、効率的かつ正確な数値を入力してくれるため、時間とコストの両方の節約にメリットがあります。
コア業務への集中
経理専門のスタッフがいない場合、業務の終了後や休日中に、泣く泣く記帳を行っているケースというものも少なくありません。
記帳業務をアウトソーシングすることにより、これまで社内で処理していた経理業務の負担を、大きく減らすことができます。
経営会議などのコア業務にリソースを集中させることができるため、単なるコスト削減以上の効果を見込むことができます。
記帳代行サービスのデメリット
税務申告は対応できない
一般的に、記帳代行サービスと謳っている会社では、税務申告まで依頼することはできないため、あらかじめの注意が必要です。
確定申告などの税務申告は、税理士のみが業務として行うことができるため、依頼する場合は提携税理士がいるかを確認しておきましょう。
違法業者には注意が必要
近年増加している記帳代行サービスですが、その中には、必ずしも優良とは言えない業者が潜んでいることがあるため注意が必要です。
税理士が不在にも関わらず、利益のために税務申告まで代行している業者も存在するため、評判や口コミなどは事前に確認しておきましょう。
コストが悪化する可能性も
記帳代行サービスの料金プランをしっかりと確認しないまま契約を行ってしまうと、場合よってはコストの悪化を招く恐れがあります。
格安プランがあると聞いて依頼した結果、重要な部分はすべてオプションになっていたなどのトラブルも報告されているため、注意が必要です。
記帳代行サービスの料金相場
時間制の料金相場
記帳代行は基本的には仕訳数に応じて料金が定められている場合がほとんどで、月間仕訳数が100仕訳までなら1万円前後、300仕訳までなら3万円前後といった具合に、料金が決まっています。
また、作業時間単位で依頼する時間制と呼ばれる料金設定もあり、時間制の料金体系は、オンラインサービスに多く見受けられる印象です。
相場としては、1ヶ月に20~30時間で5~10万円、これを時給に換算すると、1時間あたり約2,500円~3,300円前後が一般的な相場といえるでしょう。
単価制の料金相場
10仕訳でも100仕訳でも納期が同じ場合には、10仕訳は時間制を選んだ方が早く納品してもらえるため、料金だけに注目せず、納期にも注意しながらサービスを選ぶことが重要です。
単価制の料金相場は、100仕訳1万円前後がスタンダードな料金相場となっており、単価制の場合、仕訳数とは関係なく納期が決められています。
仕訳数とは「領収書の枚数+預金通帳の行数」の合計数を指し、起業直後の場合、通常の仕訳数は50枚~100枚となることが多いでしょう。
記帳代行サービスのおすすめ5選を紹介!
KANBEI
料金 | 特徴 | |
ミニマムプラン | 3,080円/月 | 個人事業主向けのミニプラン |
ベーシックプラン | 5,500円/月 | 従業員数5名以下の企業向け |
バリュープラン | 16,500円/月 | オフィスや複数店舗向けの標準プラン |
KANBEI SaaSプラン | 11,000円/月 | コスト適正化診断が必要な企業向け |
勘定科目別費目ごとのコスト診断も可能です。同業他社と比較したうえでコスト適正化診断を行い、費目に対して複数からの見積りを代行します。
また、専門知識を持ったスタッフが多数在籍していることから、記帳代行だけではなくコスト削減のコンサルティングなども実施しています。
提携税理士とともに会計からはじまるDXを実行し、以下のようなトータルサポートを受けることができるでしょう。
- 売上UP
- コスト削減
- 資金調達
- 補助金活用 など
HELP YOU
「HELP YOU」は、記帳作業を中心とした代行サービスです。チームを組んで記帳代行を行ってくれるため、素早い納品を期待することができます。
たとえば、一年分の領収書を整理して入力するといった作業時間を要する作業についても、内製よりも短い期間で納品することができます。
自社では納品された入力結果をチェックするだけで済むため、業務フローの効率化や人件費の削減などに最適なサービスであるといえます。
HELP YOU の詳細を見る
Tax House
「Tax House」は、全国各地420店舗の税理士事務所が加盟する、税理士と会計事務所のネットワークを活用した記帳代行サービスです。
税理士や会計事務所が無作業時間を利用して記帳代行を行ってくれるため、信頼性の高いサービスといえるでしょう。
また、提携している税理士のなかには、確定申告や決算の代行オプションなども用意しているため、用途に沿った使い方が可能です。
Tax House の詳細を見る
フジ子さん
「フジ子さん」は、業界内においても安価な料金でサービスを提供してくれることで有名な記帳代行サービスです。
記帳代行以外にも、経理や秘書、Web運用など幅広い業務に対応することができるため、余った時間を他の業務に回すことができます。
料金設定は作業時間によって定められているため、作業時間が多いほど納期も早くなるといった特徴があります。
フジ子さん の詳細を見る
ライト・コミュニケーションズ
「Write」は、東京で10年以上もの実績を持つ記帳代行サービスで、最短5営業日の納品が可能となっています。
初期登録に25,000円の料金が発生しますが、帳簿の作成までを代行してくれるため、費用よりもスピードを求めるシーンなどにおすすめです。
また、専任の担当者が毎月の作業にあたってくれるため、自社のスタッフと同じような感覚で利用することができます。
記帳代行サービスを選ぶときのポイント
業務内容で選ぶ
記帳代行とはいっても、対応できる業務の幅はさまざまです。起票から記帳までを依頼するケースもあれば、記帳のみ依頼するケースもあります。
同じ記帳代行でも業務を丸投げするか否かによって業務内容は異なってくるため、必要な手続きや料金プランなども変動してきます。
どの程度まで記帳業務をアウトソースするのかを整理したうえで、代行サービスを選ぶように心がけることが重要といえるでしょう。
料金プランで選ぶ
記帳代行サービスの業者のなかには、複雑な料金プランを設定しているサービスなども少なくありません。
仕訳数やオプションなど、さまざまな条件で価格が変動する場合もあるでしょう。想定よりも料金が高くつく場合があるため、注意が必要です。
契約前には料金プランをよく確認し、見積りを取ることをオススメします。料金プランが明瞭でわかりやすい業者を選ぶようにしましょう。
コンサルの有無で選ぶ
記帳代行にはコンサルティングを提供してくれる業者も数多くあます。専門的な知識を持つ経営参謀が、以下のようなコンサルを提供しています。
- 財務コンサルティング
- 生産性向上コンサルティング
- 事業計画
- 経営体質の改善
- 節税の提案 など
売上アップに対して経営状態が改善されるように、経営をサポートするのための人材を別途紹介してくれるサービスもあります。
専門家からこうしたサービスを受けられることができることなどは、自社にとっても大きなメリットといえるでしょう。
初めての記帳代行サービスなら「KANBEI」がおすすめ!
KANBEIとは
「KANBEI」は、費目ごとのコスト診断や見積りの取得、仕訳から記帳までを一括で依頼することができる記帳代行サービスです。
記帳代行サービスを初めて利用するなら、KANBEIをオススメします。KANBEIなら経理に関する記帳業務をすべて代行することができます。
基本的な記帳代行に加え、コスト削減の提案なども行うことができるため、企業の経営状態の改善などにも役立つことでしょう。
KANBEIのメリット
KANBEIでは、勘定科目ごとに分類し、どの費目にどの程度コストが支払われているのかを見える化してくれる「コスト削減診断」を行います。
豊富なスキルと経験を持つ経営参謀が多数在籍しているのも、KANBEIの大きなメリットの一つと言えるでしょう。
記帳代行、売上アップ、コスト削減だけに留まらず、DX(デジタルトランスフォーメーション)のサポートまで、幅広く網羅しています。
まとめ
記帳代行は、さまざまなメリットが受けられる代行サービスです。日々の煩雑な入力作業や帳簿作成から、コストの削減や売上のアップまで、あらゆる局面で事業をサポートしてくれるでしょう。
記帳代行を選ぶうえで大切なことは、自社にとって最適なサービスを選択することです。用途や目的に沿ってマッチしたサービスを選びましょう。
記帳をはじめとする面倒な業務は、アウトソーシングによって効率化することができるため、この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。